トルミン
(人口3800人)(地図A2

 トルミンに人が集まるようになったのは1820年で、町になったのは1952年です。 町の歴史はトルミンスカ地方の歴史と重なり合っています。この地方は、小国としてのスロヴェニア民族特有の 道を歩んで来ました。すでに、1065年にトルミンの谷に小さな集落があった事が知られていますが、トルミンの町は、 ソーチャ川とトルミンカ川の合流地点の高台に発達しました。この町とソーチャ川の上流の地域を道路が結んでいたため、 ここが行政の中心となり、同時に商工業の中心としても発展続け、特に最近数十年の活発な経済活動も手伝って 、ソーチャ川上流地域の文化の中心地にもなりました。
 トルミンは観光地としても興味深い町で、クルナ産地やスポドニ・ボヒーニの山々には、ここから登山道が続いています。 近くには、プリモルスカ地方唯一の温泉が湧き出るトルミンスカ・コリタが位置し、トルミンカ川の60メートル上方には ヴィントガール峡谷に「悪魔の橋」が掛かっています。町のすぐ近くのコズロウ・ロブと呼ばれる斜面からの眺めは美しいものです。 ここでは、先史時代の城砦と、トルミン地方中心の城跡が発見されました。城はすでに16世紀に崩壊し、城主は集落の真ん中に コロニーニの城(左写真:壁画の細部)はと呼ばれる新しい城をたてました。現在この建物はゴリシュカ地方博物館の管轄で、トルミン博物館の 資料が展示されています。また、博物館の一部として、ダンテ記念碑があり、近くにあるダンテの洞穴は、ダンテが神曲の地獄編を 書く際、この谷が着想の元になったという言い伝えの記念です。
 トルミンから細く続く道を行くと、第1次大戦時代の礼拝堂のうち最も美しいといわれるチャペルが立つヤヴォルツァに行き着きます。 ここでは、ソーチャ川でも史上最大の山岳地帯の戦いが行われました。ソシュカ前線での戦死者記念墓地はトルミン市内にあり、 良く手入れされています。

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