ムルスカ・ソボタ
(人口13900人)(地図D1


 スロヴェニアで最北に位置する町はムルスカ・ソボタです。同時に、この町は、オーストリア国境とハンガリー国境の間のムラ川 沿いの地域を指すポムリエ地方の中心地で、町になったのは1366年で、その後長い間、パンノニアの 村落という姿を変えませんでした。今日の姿へと変化しはじめたのは19世紀で、都会の喧騒らしいものが感じられるように なったのは、この50年位です。現在は、かつての村落の印象は殆どなくなっています。町の名前は、13世紀中頃にベルムラ(内ムラ) と呼ばれていた土地から来ており、1297年にソボタという名が登場します。その後、町は教区教会と城の間に 発達しました。
 ベルムラの館はすでに1255年には建っていたそうで、その同じ場所に、後、城が建てられました。 書類に初めて見られるのは1498年で、現在の城の形が決まったのは16世紀になってから、そして建設が完成したのは 18世紀前半と言われます。城の周りには広い庭園があり、これは、300年以上もの間、有力なシャパリー家の所有であったが、 最終所有者ラロッシュ伯爵がムルスカ・ソボタの町に売り渡しました。今は地方博物館になっています。
 ここに集められた博物館資料は、ポムリエ地方が経験してきた固有の歴史を感じさせます。ハンガリーの影響が かなり強く、スロヴェニアの主要部分からはムラ川を挟んで隔離されているという雰囲気が、このスロヴェニアの 一部分である地方を個性的に特徴づけています。この個性は、ムルスカ・ソボタにある数々の記念碑からも伺えます。 この町や、ポムリエ地方出身者は、伝統的習慣を保存して行くため、郷土フェスティヴァルを催しています。

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