ブレジツェ
(人口6900人)(地図C3

 スロヴェニアには全部で数百の城や館がありますが、本来の形が最も良く保存され、整のっている城の一つが ブレジツェにあります。城内には、スロヴェニアで最大のバロック様式の壁画で飾られた非宗教的空間があります。 それは、幅10メートル、奥行き35メートルの騎士の広間です。最も初期の中世の城は16世紀の農民一揆で焼け落ちて しましました。その後、新しく立て替えられた城は、丸くて力強い印象の見張りの塔を四方に配した、ルネッサンス様式の 美しい城砦建築の典型と言えます。
 城内は現在、サヴァ川流域地方の博物館になっていて、この地方の 歴史、中でも農民一揆の歴史を展示、他に考古学、民俗学分野の資料も豊富です。また、バロック美術の コレクションや画家フラニェ・スティプロウシェック記念展示コレクションも収蔵されています。 城内では文化行事も企画・開催されます。
 この地の集落は城の周りに育ち、「Civitas Rein」すなわち「川の流れに面した岸」という意味の名前をえました。 スロヴェニア語のブレジツェも同じ意味で、川岸に発達した居住地を意味します。ブレジツェには以前船着き場があり、 これが町の交通を大いに盛んにしました。また、商業も町の発展に重要な役割を果たしました。大通りに並んでいた家の殆どは 二階建ての商店で、東側の町の防壁の跡には、背の低い一階建ての家々が建てられたが、今も昔の姿を偲ぶ事ができます。 ブレジツェが町として記されているのは1322年以降で、おそらく1200年以降にかつてのサヴァ川の流れの 突堤の上に形成されて行ったといわれます。城にならんで、ブレジツェの目印となっている給水塔は、文化財保護の対象になっています。
 ブレジツェにおける都市開発で特徴的なのは、漏斗状の広場です。町のそばには、スロヴェニアで最も長い橋がサヴァ川に 架かり、また、少し離れたところに、訪問客でにぎわうチャテシュ温泉保養地があります。

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