![]() 城内は現在、サヴァ川流域地方の博物館になっていて、この地方の 歴史、中でも農民一揆の歴史を展示、他に考古学、民俗学分野の資料も豊富です。また、バロック美術の コレクションや画家フラニェ・スティプロウシェック記念展示コレクションも収蔵されています。 城内では文化行事も企画・開催されます。 この地の集落は城の周りに育ち、「Civitas Rein」すなわち「川の流れに面した岸」という意味の名前をえました。 スロヴェニア語のブレジツェも同じ意味で、川岸に発達した居住地を意味します。ブレジツェには以前船着き場があり、 これが町の交通を大いに盛んにしました。また、商業も町の発展に重要な役割を果たしました。大通りに並んでいた家の殆どは 二階建ての商店で、東側の町の防壁の跡には、背の低い一階建ての家々が建てられたが、今も昔の姿を偲ぶ事ができます。 ブレジツェが町として記されているのは1322年以降で、おそらく1200年以降にかつてのサヴァ川の流れの 突堤の上に形成されて行ったといわれます。城にならんで、ブレジツェの目印となっている給水塔は、文化財保護の対象になっています。 ブレジツェにおける都市開発で特徴的なのは、漏斗状の広場です。町のそばには、スロヴェニアで最も長い橋がサヴァ川に 架かり、また、少し離れたところに、訪問客でにぎわうチャテシュ温泉保養地があります。 |